「また今月も2人辞めた…また採用活動をしなければ」
介護施設の経営者として、こんな悩みを繰り返していませんか?
人が辞めるたびに採用活動。
紹介会社に何十万円も払って、
やっと採用しても、また半年で辞める。
この繰り返しで疲弊していませんか?
実は、多くの施設が「離職コスト」の本当の怖さを理解していません。
本記事では、離職率を下げる経営戦略として、
なぜ採用より定着に投資すべきなのか、具体的な方法と合わせて解説します。
離職コストは「見えないお金」
1人辞めると、どれだけの損失があるか
多くの経営者が採用コストは気にしても、
離職コストは気にしていません。
なぜなら、離職コストは「見えないお金」だからです。
離職で発生するコストの内訳
離職コストは、大きく分けて3つあります。
- 採用コスト
- 紹介会社利用なら年収の20〜30%が相場
- 求人広告費用
- 採用担当者の工数
- 教育コスト
- 研修にかかる時間と費用
- OJT指導者の業務時間
- 独り立ちまでの期間
- 生産性損失
- 新人が戦力化するまでの期間
- 他スタッフのフォロー負担
- サービス品質の一時的低下
施設の規模や職種によって異なりますが、
決して小さくありません。
人が辞めるたびに、これらのコストが繰り返し発生します。
他のスタッフの負担増、モチベーション低下、
利用者への影響も見逃せません。
「採用できたから良かった」では終わらない
「辞めたけど、すぐに新しい人を採用できた」
そう思っていませんか?
でも、それは問題の先送りです。
採用した人が定着しなければ、また同じことの繰り返し。
採用活動は「穴の開いたバケツに水を注ぐ」のと同じです。
まず穴を塞がなければ、いくら水を注いでも無駄になります。
離職が止まらない施設の共通点

なぜ、人が定着しないのか?
離職率の高い施設には、共通点があります。
入社後のフォロー体制がない
「採用したら終わり」という考え方。
- 初日からいきなり現場に放り込まれる
- 教育担当が決まっていない
- 質問しづらい雰囲気
- 「見て覚えて」の指導スタイル
これでは、新人は不安で仕方ありません。
「自分はここでやっていけるのか?」
そう思った瞬間、退職を考え始めます。
定期的な面談をしていない
入社後、定期的に話を聞いていますか?
多くの施設は、新人が「辞めたい」と言うまで何もしません。
でも、その時にはもう手遅れです。
不満や不安は、小さいうちに解消しなければいけません。
- 入社1週間後:初日の感想を聞く
- 入社1ヶ月後:困っていることはないか確認
- 入社3ヶ月後:今後の目標を一緒に考える
こうした面談を仕組み化していない施設は、離職が止まりません。
教育・研修にお金をかけていない
「うちは小さい施設だから、研修なんて…」
そう思っていませんか?
でも、研修がないということは、
「この施設は成長できない」というメッセージを
送っているのと同じです。
特に若手スタッフは、成長機会を求めています。
外部研修、資格取得支援、勉強会。
こうした機会がない施設は
「ここにいても将来がない」と判断されて辞められます。
給与以外の満足度を無視している
「給与を上げれば辞めない」
そう思っていませんか?
確かに給与は重要です。
でも、給与だけで人は定着しません。
介護職が辞める本当の理由
- 人間関係の悩み
- 正当に評価されない不満
- 成長実感がない
- やりがいを感じられない
- 施設の方針に共感できない
給与を上げても、問題が解決しなければ、また辞めていきます。
定着率を上げる3つの具体策

オンボーディングプログラムを作る
オンボーディングとは、
新人が早く職場に馴染み、戦力化するための仕組みです。
効果的なオンボーディングの要素
- 入社前:施設見学、先輩との食事会
- 初日:歓迎の雰囲気づくり、1日の流れ説明
- 1週間:業務の基本を教える(チェックリスト活用)
- 1ヶ月:独り立ち前の最終確認、不安の解消
- 3ヶ月:目標設定、今後のキャリアパスを提示
このプログラムを作るだけで、
早期離職は確実に減ります。
「何をすればいいか分からない」という不安が、
新人の離職理由の上位です。
明確な道筋を示すだけで、安心して働けるようになります。
メンター制度を導入する
新人1人に対して、相談できる先輩を1人つける。
これがメンター制度です。
メンター制度のポイント
- 年齢が近い先輩をメンターにする
- 業務以外の相談もOKにする
- 週1回、15分でいいので話す時間を作る
- メンター自身の成長にも繋がると伝える
メンターがいるだけで
「困った時に相談できる人がいる」という安心感が生まれます。
孤立感が離職の原因になるケースは非常に多いです。
定期面談を仕組み化する
「うちは小さいから、いつでも話せる雰囲気だよ」
そう思っていませんか?
でも、部下から上司に「話があります」とは言いにくいものです。
だからこそ、定期面談を仕組み化しましょう。
効果的な定期面談の方法
- 頻度:入社1年目は月1回、2年目以降は3ヶ月に1回
- 時間:30分程度
- 場所:事務所ではなく、落ち着いて話せる場所
- 聞くこと:困っていること、やりたいこと、不安なこと
「話を聞いてくれる」それだけで、スタッフの満足度は上がります。
離職の兆候にも早く気づけるようになります。
定着投資の考え方

「そんなことにお金をかける余裕がない」
そう思われるかもしれません。
でも、本当にそうでしょうか?
定着投資の例
- オンボーディング資料の整備
- メンター制度の導入
- 定期面談の仕組み化
- 外部研修の参加支援
これらは、大きな予算がなくても始められます。
重要なのは「定着にお金をかける」という経営判断です。
人が辞めにくい環境を作ることで、長期的には採用コストを削減できます。
離職率が下がれば
- 採用活動の頻度が減る
- 既存スタッフの負担が減る
- チームワークが向上する
- ケアの質が安定する
- 利用者満足度が上がる
こうした「見えない効果」も大きいです。
採用にお金をかけ続けるより、
定着に投資する方が、長期的には費用対効果が高くなります。
離職率を下げることが最優先の経営戦略

採用にお金をかけても、定着しなければ意味がありません。
離職コストは「見えないお金」です。
でも、その影響は経営を確実に圧迫します。
これからの介護施設経営は、「採用力」より「定着力」
人が辞めない組織を作ることが、最も効果的なコスト削減です。
定着に投資することは、決して無駄ではありません。
むしろ、最も費用対効果の高い経営戦略です。
採用と定着、両方を実現する方法

「定着が大事なのは分かった。でも、今すぐ人が必要なんです」
そう思われる経営者の方もいるでしょう。
採用と定着、両方を同時に実現する方法があります。
それが、ダイレクト採用という考え方です。
紹介会社や求人サイトに頼らず、
自社で直接求職者とコミュニケーションを取る。
施設の理念や働く魅力を、自分たちの言葉で伝える。
この方法なら、採用コストを抑えながら、
施設にマッチした人材を採用できます。
そして、ミスマッチが少ないから、定着率も自然と上がるんです。
「でも、どうやって始めればいいの?」
そう思われた方は、自社の採用力の診断から始めてみませんか?
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