「看護師の求人を出しても、全然応募が来ない…」
「紹介会社に頼んでも、なかなか候補者が出てこない」
介護施設の経営者として、こんな悩みを抱えていませんか?
看護師採用に悩む施設は、こう考えがちです。
「病院より給与が低いから、応募が来ないんだ」
「夜勤手当を上げれば、看護師が集まるはず」
でも、実際はどうでしょうか?
病院より条件が劣っていても、
看護師に選ばれ続ける介護施設があります。
なぜなら、看護師が介護施設を選ぶ理由は、給与だけではないからです。
本記事では、介護施設が看護師に選ばれない本当の理由と、
選ばれる施設になるための具体的な方法を解説します。
「給与が低いから選ばれない」は思い込み

「病院の方が給与が高い。だから介護施設には来ない」
そう諦めていませんか?
実は、介護施設に転職を考えている看護師は、給与だけで施設を選んでいません。
介護施設に転職を考える看護師の本音
「病院の忙しさに疲れた。もう少しゆっくり働きたい」
→ 給与より、働き方を重視している
「夜勤を減らしたい。家族との時間を大切にしたい」
→ ライフステージの変化で、介護施設を選んでいる
「患者さんと、もっとじっくり関わりたい」
→ 病院では叶えられなかったやりがいを求めている
「体力的に急性期は限界。でも看護師は続けたい」
→ キャリアチェンジとして介護施設を考えている
つまり、介護施設に転職を考えている看護師は、
すでに給与以外の価値を求めているんです。
それなのに、給与と待遇だけをアピールする求人を出しても、刺さらないんです。
介護施設が看護師に選ばれない「見えない理由」

「介護施設の看護師の仕事」が伝わっていない
看護師が介護施設への転職をためらう最大の理由のひとつ。
それが「介護施設でどんな看護ができるのかわからない」という不安。
看護師が抱く介護施設への不安
「医療行為がほとんどないから、スキルが落ちそう」
「急変時に1人で対応しなければいけないのが怖い」
「介護職とうまくやっていけるか不安」
こうした不安を求人票でも面接でも、
払拭できていない施設がほとんどです。
不安が解消されないまま応募を迷っている看護師は、
「やっぱり病院の求人を探そう」と離れていきます。
「介護施設ならではのやりがい」を伝えていない
病院の求人と介護施設の求人を並べたとき、
介護施設の求人が「なんとなく地味に見える」と感じませんか?
それは、介護施設ならではのやりがいを言語化できていないからです。
介護施設の看護師だからこそ感じられること
「『ありがとう』と言ってもらえる距離の近さ」
「『この人の最期に関われた』という深い経験」
「介護職と一緒にチームで利用者さんを支える一体感」
こうしたやりがいは、病院では得られないものです。
でも、それを求人票に書いていない施設がほとんどなんです。
医療方針や体制が「見えない施設」は避けられる
看護師が最も不安に思うのは、
「入職後に何を求められるのか」です。
「急変時はどう対応するのか」
「医師との連絡体制はどうなっているのか」
「看取りはどこまで対応するのか」
こうした情報が求人票に書いていない施設は、
「入ってみないとわからない怖い施設」として認識されます。
特に病院経験が長い看護師ほど、
体制が整っていない施設に入ることへの恐怖感が強いんです。
「在籍看護師の声」がどこにもない
転職を検討している看護師が最も知りたいのは、
「今そこで働いている看護師がどう感じているか」です。
「この施設の看護師さんは、毎日どんな気持ちで働いているんだろう」
でも、在籍看護師の声を発信している介護施設は、ほとんどありません。
口コミサイトを見ても情報がなく、
施設のホームページも更新されていない。
情報がない=「何かあるのでは」という不安を生みます。
見落としがちな「看護師採用が難しい施設のパターン」

「経験者のみ歓迎」と書いている施設
「即戦力を求めているから、経験者のみ」
この考え方が、応募のハードルを大きく上げています。
介護施設の看護師に転職を考えている人の中には、
「介護施設での経験はないけど、看護師経験は長い」という人が多くいます。
「介護施設未経験でも歓迎」という一言が、応募者の背中を押します。
夜勤・オンコール条件が曖昧
「夜勤あり(応相談)」
この曖昧な書き方が、応募をためらわせます。
夜勤を避けたいと思って転職を考えている看護師にとって、
夜勤の実態がわからない施設は「リスクが高い」と感じるんです。
「夜勤は月〇回まで。オンコールは週〇回のローテーション」
具体的に書くだけで、条件に合う看護師の応募率は上がります。
施設見学の対応が「事務的」
看護師が見学に来たとき、どんな対応をしていますか?
「一通り施設を案内して終わり」では、もったいないんです。
看護師が見学で確認したいのは、
・医療機器の状況
・他の看護師スタッフの雰囲気
・介護職との関係性
・急変時の動き方 など…
見学時に丁寧に説明できる施設は、圧倒的に選ばれやすくなります。
看護師に選ばれる施設になる4つの方法

「介護施設の看護師の1日」を具体的に見せる
求人票や採用サイトに、1日の流れを詳しく書きましょう。
「9:00 出勤・申し送り。
夜勤スタッフから利用者さんの状態を引き継ぎます」
「10:00 バイタル測定・服薬管理。
利用者さん25名分を担当します」
「14:00 急変時の対応があれば配置医に連絡。
マニュアルがあるので安心です」
こうした具体的な情報が、
「ここなら私でも働けそう」という安心感につながります。
「医療方針と体制」を明文化して伝える
急変時の対応フロー、医師との連絡体制、看取りの方針。
こうした情報を求人票や見学時に明確に伝えましょう。
「安心して働ける体制が整っている」ことを伝えるだけで、
不安を持つ看護師の応募率は上がります。
在籍看護師の声を発信する
今働いている看護師に、こんな質問を投げかけてみてください。
「介護施設に転職して、良かったと思えることは何ですか?」
「病院との違いで、驚いたことはありますか?」
「この施設で働き続けている理由を教えてください」
こうした声を採用サイトやSNSで発信することで、
転職を迷っている看護師の背中を押します。
「介護施設未経験OK」を明確に打ち出す
病院経験はあるけれど、介護施設は未経験。
そんな看護師に向けて、こう伝えましょう。
「介護施設が初めての方も大歓迎。
入職後〇ヶ月は先輩看護師がサポートします」
「病院での経験は、介護施設でも十分活かせます」
未経験への不安を取り除く言葉が、
応募のきっかけになります。
看護師採用は「伝え方」で変わる

看護師が来ない理由は、給与の低さだけではありません。
多くの場合「介護施設で働くことの魅力と安心感」が、
求職者に伝わっていないことが原因です。
あなたの施設にも、看護師にとって魅力的な環境があるはずです。
利用者さんとじっくり関われる。チームで支え合える。夜勤の負担が少ない。
でも、それが伝わっていなければ、存在しないのと同じです。
紹介会社に頼むだけでなく、自分たちの言葉で看護師に届ける。
「この施設で働きたい」と思ってもらえる情報を、積極的に発信する。
この仕組みを作ることが、
看護師採用を根本から変える最も確実な方法です。
まずは、自施設の求人票と採用サイトを「看護師の目線」で見直してみてください。
「不安を払拭できているか」
「やりがいが伝わっているか」
「体制が明確になっているか」
この3つを確認するだけで、改善のヒントが必ず見つかります。
看護師採用に費用をかける前に、
「伝え方」を変えることから始めてみませんか?

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